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    映画 「縞模様のパジャマの少年」

    • 2009.09.02 Wednesday
    • 19:46
    JUGEMテーマ:最近みた映画
    JUGEMテーマ:映画館で観た映画

    映画はしごの日,2本目の感想。
    だいぶ日にちが空いてしまって、新鮮な感想ではなくなったような・・・。
    「愛を読むひと」のときも感じたことだけど、ドイツ語でなく英語と言うのに違和感を覚えた。
    でも途中それを忘れてしまっていた。

    Striped
    **********************************************************
    ◇ あらすじ ◇
    ストーリー:第二次世界大戦下、8歳の少年ブルーノ(エイサ・バターフィールド)は、ナチス将校の父(デヴィッド・シューリス)の栄転でベルリン郊外に引っ越すことになる。裏庭の森の奥、鉄条網で覆われた場所を訪れたブルーノが出会ったのは、縞模様のパジャマを着た少年シュムエル(ジャック・スキャンロン)だった。二人は友情を育むが、ある日ブルーノはシュムエルを裏切ってしまい……。(シネマトゥデイより)
    **********************************************************

    “戦時下” “ナチス” “縞模様のパジャマ”
    ストーリーは大体の想像はつきます。
    有刺鉄線ごしに友情を育む少年たち。
    でも私の考えが及びもつかないラストに呆然としました。
    一度は恐怖から友だちを裏切り、今度こそ友だちを失いたくない。
    あまりにも普通の子どもの思考回路の末の結末に遣り切れなさを感じずにいられなかった。

    戦争とは残酷なものだとは頭では理解している。
    爆弾だって、女、子どもがいるからと避けて落とす訳ではない。
    「人」を見ない、「個」を見ない。

    「どんな愛らしい」
    「どんな優しい」
    「どんな素晴らしい」
    「どんなに周りに慕われている」
    どんな修飾語が付こうが・・・。

    「家族を養う父親」
    「沢山の子どもを育てる母親」
    「親孝行の子ども」
    「祖父母思いのやさしい孫」
    どんな生活背景を持っていようが・・・。

    その民族の人間、その国の人間と十羽一絡げで、個がなくなる。


    この映画を紹介するのは難しいです。
    ほとんどネタばれになりそうな雰囲気なので、早くもページを代えます。

    **********************************************************
    原題    : THE BOY IN THE STRIPED PYJAMAS
    製作年  : 2008年
    製作国  : イギリス/アメリカ  
    上映時間: 95分
    キャスト: エイサ・バターフィールド /ジャック・スキャンロン /アンバー・ビーティー /デヴィッド・シューリス /ヴェラ・ファーミガ /リチャード・ジョンソン /シーラ・ハンコック /ルパート・フレンド /デヴィッド・ヘイマン /ジム・ノートン /カーラ・ホーガン 他 
    **********************************************************

    ネタばれ感想は次ページへ

    **************************************
         ◇今日の花言葉◇ 9月2日        
            アマリネ 魅惑的
    **************************************
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    個のない狂乱の戦時下。
    象徴するのが、番号入りの囚人服(パジャマ)。
    それを着てしまえば、皆ユダヤ人囚人。
    医者であろうが、時計職人であろうが、子どもであろうが。
    違うのは便宜上付けられたであろう番号だけ。


    子どもにとってはただの同い年の友だち。
    ……だけど、狂乱の世界では、“同じ”人間ではなくなってしまう。
    ……狂気を日常にした大人にとっては、“同じ”人間ではなくなってしまう。
    でも、“同じ”パジャマを着てしまえば……ほら“同じ”人間・・・何も変わらない。
    冷静な目を、感情をなくすことで、大切なものを見失ってしまう。
    大切なものを失ってしまう。

     

    ブルーノの手当てをしてくれたユダヤ人元医師に「ありがとう」と母が声をかけるシーン。
    家庭教師と父親の部下に影響されナチスに傾倒していく姉を危惧する母親。
    そんな姉が父親と母親の口論を聞きそっとブルーノを抱きしめるシーン。

    その場で、ほんの少しの救いを感じるシーンも、観終わったあとには虚しさを感じる。
    どんなに考えていても感じていても思っていても、表せない状況では何も変わらないんだと痛感させられる。

     

    シュムエルの死だけならこんな思いになっただろうか?
    結局ユダヤ人の死は、私の中で織り込み済みだったのではないか?
    それだけで済まない結末だから衝撃を受けたのではないか?
    どんな人の「死」であろうが、痛ましいものなのに・・・。
    同じ「個人の死」であるのに・・・。
    いろんな修飾語がつくかけがえのない「個人」の「死」なのに・・・。



    頭では「個」を見なくなる状況を怖いと考えながら、どこか心を麻痺させていた自分に気づかされる映画だった。



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    • 2012.03.14 Wednesday
    • 19:46
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      コメント

      >ミカさま

      こちらこそ、ご訪問ありがとうございます。

      この映画は、戦闘シーンを使わずに戦争の悲惨さを表現していましたね。
      子どもが主人公だから一層戦争の悲惨さを感じてしまう…映画を観ながらそう思っていましたが、よくよく考えればそれこそが現実で、大人も子どももなく「ある意味平等に」傷つけられる。
      この映画の中で起こったことが現実か否かに関係なく、私にはこの映画から突き付けられた疑問を考えることで、今まで考えていたのとはまた違う戦争の罪、悲惨を感じることができたと思います。
      • M&M
      • 2009/09/15 11:57 AM
      M&Mさん、
      この間は、「アメリカ在住ミカの映画つれづれ日記」をご訪問くださってありがとうございました。この映画は本当に強烈でした。ナチスやユダヤ人迫害の映画はたくさんありますが、まだまだ違う切り口で見ごたえのある映画を世の中に出して、戦争の悲惨さを後世に伝えていってほしいと思います。
      >Cartouche さま

      コメントありがとうございます。
      戦争が人を変えてしまう怖さを感じました。
      ラストは涙を流すでもなく、ただ呆然としてしまいました。

      Cartoucheさんは沢山映画をご覧になっているようなので、また参考にさせて頂きに、お邪魔します♪
      • M&M
      • 2009/09/02 9:32 PM
      本当にそうですね。戦時下では人間はただの”モノ”でしかありませんでした。
      あまりに辛いラスで席が立てないほどでしたが、奥さんとブルーノの純真な気持ちが救いでした。
      TBさせてくださいね。
      • Cartouche
      • 2009/09/02 9:13 PM
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